詩歌 乗船 Ⅰ (詩編) 夕辺には開き戸を鎖(と)ざしフランスベットに澪(みお)を曳き込みサカナの眼で壁の陰影を刻んでいればムツカシクはなかった 翌日が複雑になったいくつかの事件いくつかの痛みの襞(ひだ)を入念におりたたみ昼の峠を越えようと 君の営々とつづく私的遍歴... 2024.12.09 詩歌